注文住宅のコンセント設置

コンセントは、生活を送る上で欠かすことができません。注文住宅の場合は自分で設置場所を決められるのですが、あらかじめ使用すると考えられる場所に、必要な数のコンセントを設置しましょう。ここでは注文住宅のコンセント設置について、失敗する原因や設置場所を決めるポイント、あると便利な場所を紹介します。

コンセントの数が不足するというケースは、よくある失敗例です。必要な場所にコンセントがないもしくは足りないことで、延長コードや電源タップを使用しなくてはならず、部屋が散らかって見えたり、歩行の邪魔になったりします。反対に、コンセントが必要だろうとたくさん付けすぎてしまい、結局使わなくてムダになった…というパターンもあります。

コンセントを必要な場所につけたところ、目立ちすぎてしまって家のデザインを損なってしまった、という失敗例も多いです。特に濃い色のクロスにコンセントをつけてしまうと目立ちやすいため気を付けましょう。

コンセントの位置は、特別な希望がなければ25㎝ほどの高さに設置されます。特殊なデザインの家電を使用している場合、高さが合わなくてプラグが届かない…という失敗例もあります。特殊な家具や家電を使用する場合は、あらかじめ高さを調整してつけてもらわなくてはいけません。

どんな家電をどこで使用するのかは、住む前に決めておきましょう。忘れがちなのは、扇風機やホットカーペットなど、季節限定で使う家電のコンセントです。必要な場所を洗い出し、どこに何個のコンセントが必要なのかを確認することで過不足が防げます。

コンセントは、屋内だけでなく屋外にも取り付け可能です。駐車場、玄関前にコンセントがあると、高圧洗浄機や掃除機を使用するときに役立ちます。庭で使用できれば、バーベキューやプール遊びのときにも重宝するでしょう。

コンセントの配置は、今の生活だけでなく将来の生活も考えて決めましょう。子供が大きくなると、スマートフォン・パソコン・ゲーム機などを使用するようになり、子供部屋のコンセントが不足しやすいです。

また将来的に電動ベッドを使いたい、マッサージ機を置きたいというような希望があれば、それを踏まえてコンセントの位置や数を決めましょう。

収納内部に設置するコンセントはつい忘れがちですが、充電用として重宝します。掃除機、タブレット、カメラなど充電して使用する家電はたくさんあります。見える場所で充電すると部屋が雑然としやすいため、隠しておける収納内部で充電できると良いでしょう。

ソファーでくつろいでいるときにタブレットやスマホを充電したり、照明をつけて読書をしたりしやすいように、ソファーの近くにコンセントがあると便利です。

ソファーの位置によって適したコンセントの位置が異なるため、ソファーを置いたらコンセントが隠れてしまって使えなかった…という失敗がないように、設置する位置をしっかりと確認しておきましょう。