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理想の注文住宅造りのために、失敗例から学ぶのも大切です。
ここでは「土地選び」「間取り」「資金繰り」の3ポイントから、失敗しないための注意点を調査しました。
松本市で注文住宅を建てるなら、失敗例を知ることで適切な土地選びができるようになります。よくある土地選びの失敗例を紹介します。
最寄り駅やバス停から距離があり乗り継ぎなども不便だが、広くて手頃な土地だったので購入。いざ住んでみると交通機関の不便さが徐々に辛くなり、通学や通勤が億劫になることがあります。毎日のことですから、あまりに利便性が悪いとストレスになってしまうことも。
不便な場所だから土地が安い話はよくあります。敷地面積と価格を優先した結果、毎日が不便な生活になるのは考えものです。
どんな家を作りたいのか具体的なイメージがないままに土地を購入すると後悔の元になります。手頃な土地を見つけたために土地だけ先に購入してしまい、希望の間取りで建てられなかったという失敗があります。
購入した土地が台形や旗竿地だったり、厳しい建ぺい率が設けられている土地だったりと言った場合、理想的な間取りが取れない可能性は大。土地はよくよく考えて購入するようにしましょう。
まれに地盤に問題のある土地を紹介されることがあるそうです。「十分に補強工事を入れれば大丈夫だ」と案内されて納得してしまうケースもあり、思わぬ費用が発生します。いざ家を建てる段階でしか気づけなかったら目も当てられません。
迷っているうちに、目を付けていた土地が売れてしまうことはよくある失敗です。比較的条件の良い土地ほど、他の人も購入する可能性が高いものです。土地を探すには、譲れる部分と譲れない部分を決めておき、ある程度条件を満たせば決断することも大切です。
購入した土地と隣接している道路の幅員が4m未満の場合、「セットバックあり」の土地となります。これは「道路の中心線から2m後退しなければならない」という条件付きの土地であり、敷地の一部が道路と見なされ、その部分には建物を建てることができません。
例えば、道路の幅員が3mであれば、中心線から敷地まで1.5mとなり、敷地内であっても道路側の0.5mは家が建てられないのです。
交通量が多い道路に面する土地だと、「騒音が激しくて窓が開けられない」「洗濯物を外に干せない」「バスやトラックなどから家の中が見えてしまう」といった不都合があります。
下見した時には交通量が少ないと思っても、時間帯や曜日、天候などで交通量に差があることも。土地勘のある不動産スタッフや近所の方に質問し、交通量の多いタイミングで下見に行くのをおすすめします。
家を建てた後、悩むのがご近所トラブルでしょう。1度トラブルに発展すると簡単には引っ越せないため、入居前から十分に気を配ることが大切です。
建築中には騒音などで近所に迷惑をかけてしまうため、建築前後に挨拶してコミュニケーションを図りましょう。
ご近所トラブルに発展しかねないのが、騒音問題です。注文住宅の場合、賃貸アパートほど慎重にならなくても良いかもしれませんが、だからと言って好き勝手暮らすのはNG。小さなお子さんがいる場合、子どもの泣き声や大はしゃぎして遊ぶことも想定されます。楽器を練習する音や、車やバイクのエンジン音など、些細なことも積もればストレスになるでしょう。
土地を選ぶときは、平日・休日や時間帯を変えて周辺の状況をチェックしたり周囲に住む方に様子を尋ねるなど、事前にリサーチをするのがおすすめです。
注文住宅を建てる予定の土地周辺の境界線も、事前に確認しておきましょう。どこまでが自分の土地なのか?植木や塀、隣家の雨どいから水が垂れてこないか?など、細かい部分までチェックします。
建築予定地に入ってくる樹木の枝は、伐採が必要になるケースも。どちらの経費負担でやるのかも含めて、小さなことでも近隣の方に相談しながら進めると、トラブルを未然に防ぐことができます。
土地探しは以下の6つの項目を念頭に選ぶのをおすすめします。
とくに土地の環境や将来性は、住宅を売りに出す際に大きなポイントとなります。しっかりとしたリサーチが、後悔しない土地選びの最大のポイントです。
間取りで失敗する原因は、ライフスタイルや家事パターンをしっかりイメージできていなかったことによるものが大きいです。失敗例を見ていきましょう。
注文住宅は自由に間取りを考えられるのが魅力のひとつ。しかし設置する家具を考慮しないと住みづらくなります。
例えば、子ども部屋は6畳で十分と思ったけれど、勉強机とベッドを置くと狭くなってしまったり、逆にリビングを広く取りすぎて殺風景な落ち着かなくなってしまったりと、失敗例は多いものです。どのような家具を置くかまで考えて、部屋の広さやバランスを設計しましょう。
収納がまったく足りないというのもよくある失敗です。持っている衣服や荷物を書き出して、どの部屋にどのくらいの収納が必要かをイメージしておくことも必要です。また、引越しを機に不用品を片づけて、すっきりして引っ越すのも良い案。
問題なのは「将来的にどのくらい必要になるか」でしょう。屋根裏・床下収納やデッドスペース収納など、自由に設計できる注文住宅の強みを活かして、楽しみながら収納スペースを確保しましょう。
「カウンターキッチンにしたら、一方向からしかキッチンに出入りできなくなってしまった」「物干しスペースと洗濯機の設置場所を離してしまったので、移動が大変」など、生活動線の失敗例も多くあります。家族がどのように動くかをシミュレーションし、何がどこにあれば動きやすく便利なのか設計士さんのノウハウに頼るのも一案です。
また、朝の支度でトイレや洗面台が混雑するなど、時間帯による生活動線も考慮にいれると失敗が少なくなります。
家電以外にも生活必需品も電化製品が多くなっています。コンセントが足りずにたこ足配線ばかりでは、火災のリスクも高くなってしまいます。
また、棚や机を移動したくてもコンセントがない、または隠れるなどで移動できないことも。配線問題は意外に深刻です。
身長差のある夫婦や、車椅子が必要な家族など、使う人によっては不便さが増すのがコンセントの高さです。また、小さな子どもや室内外のペットがいるとコンセント口は危険物に。設計士のアドバイスも聞きながら、適切な場所に作りたいものです。
「憧れの大きな掃き出し窓を付けたら、外から丸見えでカーテンが開けられない」「窓がお隣と同じ位置に付いていて、窓が開けられない」という失敗があります。垣根を設けたり窓の向きをずらしたり、多少なりとも工夫が必要になります。
また生活音を考えずに間取りを計画するのはアウト。寝室が道路に面していてうるさくて眠れない、トイレの音が気になる、2階で子どもの走り回る音がうるさいなどの失敗に繋がります。家族がたてる音や周囲の音まで配慮した間取りを考えることが大切です。
風通しや外からの採光を取りやすいように、窓の位置にも気をつけましょう。場所によっては、西日が強すぎて眩しすぎたり風が通らず室温調整しにくかったりなど、不便さを感じることも…。時間帯によって車の騒音が激しい場合は、表通りには窓を設置しないのも選択肢の1つです。
隣り合う家屋から丸見えなのも困りもの。植栽を配置したり、角度を付けたり、周辺環境を見極めながら、間取りを考えるのも注文住宅を失敗しないコツでしょう。見た目やデザインに意識をとられてしまいがちですが、シミュレーションをしながら間取り作りをするのがおすすめです。
収納はもちろん、実際に暮らしている様子をイメージすると、間取りを作りやすいでしょう。家事動線を意識した間取りは、暮らしの快適性を追求すると◎!脱衣場やお風呂場から洗濯物を干すまでの導線はスムーズか?洗濯物を畳んだあと、各居室に片付けるのではなく、そのまま収納できるような間取りにするのもポイントです。
家事動線の理想系は、追求すればするほどアイデアがたくさんでてきます。まずは、自分たちのライフスタイルを書き出してみましょう。1日の動きや家事で、利便性を高めたいのは何か?例えばお掃除ロボットを使う場合、スタンバイしておく場所を想定してコンセントの位置を決めるとGoodです。
注文住宅なら、生活スタイルにぴったりの間取りを作れるのが1番のメリット。家族構成や荷物の量、生活動線や外からの視線、音などを考えながら、理想の間取りをしっかりイメージしましょう。今の家で不満に感じている部分をどう変えたいか?をピックアップして、建築会社に伝えるのも良い方法です。失敗しないためにも、プロの力を借りながら納得いくまでプランニングしましょう。
満足のいく土地と家屋を手に入れたら、資金繰りが悪化し手放すことにならないよう綿密な計画が大切です。資金繰りでの失敗例を見ていきましょう。
住宅ローンは数十年にわたって支払い続けることが想定されるため、月々の支払い額と収入、子どもの有無や進学、仕事の内容、働ける年月など長期的な視野で返済計画を立てましょう。
無理のあるローンを組んでしまうと、何かのトラブルで支払い不能になってしまうこともあります。貯金がまったく出来ずに、老後に不安を残すことにもなるので、余裕のあるローンを組みましょう。
「頭金は一般的に2割を現金で用意する」と言われていますが、地域間でも差があります。必ずしも頭金が必要ではありませんが、いくらか用意しておくと、ローン返済計画が立てやすいでしょう。
できるだけ多く頭金を支払いすると、利息を減らしたり月々の負担が軽減しやすいメリットもあります。ローン審査のハードルが下がる点も魅力的です。しかし、注文住宅総費用の2割の頭金は高額なため、事前にまとまったお金を用意しにくいかもしれません。
頭金ゼロでも注文住宅は建てられますが、ローン返済計画を具体的に立てましょう。ハウスメーカーのライフプランナーや金融機関の担当者に相談すると、図式化したりシミュレーションをつくったりなど、わかりやすく説明をしてくれます。
注文住宅の費用は、主に3つのジャンルに分けられます。
家を建てるとなったら、土地代や家本体の費用に目が行きがちです。しかしながら、家を建てるにはエクステリアや税金など、細々と発生する諸費用があります。
以下の項目が一般的な諸費用に当たりますので、参考にしてください。
家を建てる資金計画を無料で作成したり、金融機関を紹介したりするサービスを提供している住宅会社があります。プランナーにもよりますが、提示される金額は「借入可能額の上限いっぱい」な場合があります。毎月の返済額、将来必要になるお金のことを考えて、住宅会社からの提案を鵜呑みにしないことが大切です。
また、借入先は住宅会社提携の金融機関より、自分に合った金融機関が見つかる可能性もあるので、自分でも探す努力をしましょう。
住宅ローンは数千万円という大きなものです。中には定年後まで支払いが続くローンを組む人もいますが、長く支払うとその分利息も多く支払うことになるため、慎重なシミュレーションが必要です。
また頭金なしでもローンは組めますが、その分月々の返済額が増えるほか、頭金相当額にかかる利子の分も支払い額が増えます。住宅を建てる時には頭金は準備することをおすすめします。
頭金=(物件価格+諸費用)-(返済可能なローンの額)です。準備できないなら無理をせず、物件価格を下げて現実的な資金繰りを立てましょう。
予算オーバーしそうなときは、まずは諸費用と付帯工事項目を見直すと◎。庭のエクステリアや内装工事で、カットできる項目はないか?オプションにしている工事項目を標準にできないか?など検討します。
諸費用は直接的な建築費用ではなく、地鎮祭や上棟式、近隣への菓子折りや税金などの雑費用のことです。全体の5〜7%と言われていますが、意外と予算オーバーしやすいので要注意です。全体予算のバランスを見ながら、資金繰りが苦しくならないように計画的な注文住宅を進めましょう。
理想の注文住宅を建てるなら、ぜひプロの力を借りてください。土地探しやローン組みまで、施主の都合を考えてプランニングしてくれる工務店なら安心です。考えること・決めることが多くて混乱しても、的確なアドバイスで施主を助けてくれます。
ライフスタイルに合わせた自由設計、高品質な建材と太陽光発電などの最新技術の導入、予算に応じた柔軟なプラン調整ができるのが注文住宅の魅力。ここでは、松本市で長く快適な生活を叶えることができる、おすすめの注文住宅メーカー3社をご紹介します。
アルプスピアホーム
引用元:アルプスピアホーム公式HP
https://www.a-p-h.co.jp/works/
特徴
参考坪単価 | 68.0万円 ~90.0万円(※1) |
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耐震等級 | 3 |
断熱等性能等級 | 6 |
一条工務店
引用元:一条工務店公式HP
https://www.ichijo.co.jp/example/fudo/014/
特徴
参考坪単価 | 要問合せ |
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耐震等級 | 3 |
断熱等性能等級 | 7 |
セキスイハイム信越
引用元:セキスイハイム信越公式HP
https://www.sekisuiheim.com/case/c099/
特徴
参考坪単価 | 60.0万円 ~ 180.0万円(※) |
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耐震等級 | 3 |
断熱等性能等級 | 6 |
※1 参照元:SUUMO公式HP(https://suumo.jp/chumon/koumuten/rn_aph/)2025年2月14日時点
※2 参照元:SUUMO公式HP(https://suumo.jp/chumon/housemaker/rn_sekisuiheim/)2025年2月14日時点