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地下室付き注文住宅にはメリットとデメリットがあります。これらと設置にかかる費用の目安を紹介します。
地下室付き注文住宅は、容積率の緩和を受けられる可能性があります。容積率は、敷地面積に対する建物延べ床面積の割合といえるでしょう。一定の条件を満たす地下室は、延べ床面積の3分の1まで容積率の計算から外せます。例えば、敷地面積100平方メートル、容積率60%の条件であれば、延べ床面積90平方メートル(地上60平方メートル+地下30平方メートル)の注文住宅を建てられます。
コンクリートと土に囲まれた地下室は、防音性と遮音性が基本的に高くなります。この特徴を生かしてさまざまな用途に活用できます。例えば、ホームシアターを設置して大音量で映画を鑑賞する、ピアノなどの楽器を設置して演奏するなどが考えられるでしょう。アイデア次第で、おうち時間を充実させられるかもしれません。
地下室をつくると、山留め工事費・残土処分費など、一般的な注文住宅とは異なる費用がかかります。追加の費用が発生するため、建築コストは基本的に割高になります。容積率が緩和される点や趣味性の高い部屋を確保できる点は魅力ですが、費用対効果も考えなければなりません。
集中豪雨で浸水被害が発生している点にも注意が必要です。雨水が地下室へ流れ込むリスクがあるほか、大量の雨水で下水道管内の水位が上昇して地下に設置したトイレなどから溢れ出るリスク(道路面より低いため)もあります。流れ込んだ雨水でドアを開けられなくなることが考えられます。逆流した水でトイレなどを使用できなくなることもあるでしょう。地下室付き注文住宅を建てる場合は、逆流を防ぐポンプ施設を設置するなど、浸水に備えた対策の検討が必要です。
地下室を作る場合、以下の費用などがかかります。
山留め工事は、掘削するときに周囲の地盤の崩壊を防ぐ工事です。ドライエリア(空堀)は、地面を掘り下げて地下室を囲むように設けた空間を意味します。自然光を取り込む、湿気を逃すなどの役割を期待できます。
一般的な地下室設置にかかる費用の相場は次の通りです。
以上を合計すると1,045~1,280万円になります。実際に費用は条件で大きく異なります。工務店などで見積もりをとってご確認ください。
長年暮らしているけど、やっぱり冬の寒さは堪えます……。松本市で快適に暮らすためには、信州の気候にあった断熱性は必須条件。しかも、注文住宅を建てるからには間取りやデザインも妥協はできません。
そこで、信州の気候に合ったオシャレな家づくりを提案している、こだわりの工務店3社をご紹介します!
【選出基準】
2020年3月6日時点のGoogle検索「松本市 注文住宅」にて公式サイトが表示された上位30社を対象に調査を実施。公式HPに断熱性能の記載があり、「間取り・デザイン」に関する唯一の強みをもっていた松本市の工務店を3社ピックアップしています。
【各社の選出基準】
・アルプスピアホーム
間取り・デザイン:30社の中で、注文住宅のプラン数最多(外観や間取りを自由に設計可能)
断熱性能:断熱等性能等級5(標準仕様)
・あったか子育て応援住宅
間取り・デザイン:30社の中で唯一、月5万円から定額返済できる自由設計に対応(総額は要問合せ)
断熱性能:断熱等級4以上(※グレードにより変動)
・木族の家
間取り・デザイン:30社の中で唯一、無垢材使用かつスマートハウスに対応
断熱性能:断熱仕様等級4(標準仕様)
※すべて2023年3月6日時点・公式HPの情報に基づいた編集チームの独自調査結果