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松本市で注文住宅の建築を検討する際に気になるのが、景観条例による規制です。松本市の景観条例は住宅建築そのものを禁止するものではありません。ただし、いくつか確認しておきたいポイントがあるので、詳しく紹介します。
松本市の景観条例とは、自然や歴史、文化資産を活かすために定められた規程です。松本市にふさわしい景観を維持・形成し、魅力的な街として次世代に引き継いでいくことが大きな目的です。
住宅や店舗などの新築や増改築を検討している場合は、あらかじめ松本市の景観条例を確認しておく必要があります。なお、条例の対象は松本市全体ではなく、景観計画区域として指定されたエリアに限られます。
基本的な内容は、特色ある地域の景観を守りながら、持続可能な都市環境を整備するためのものです。国宝・松本城をはじめとする歴史的建造物や山並みの眺望を守ることも、景観条例の目的の一つです。たとえば、景観区域に指定された地域では、建物の高さや外観、色彩などに規制が設けられています。
松本市の住居系地域では、建築物の高さに関して以下のような制限があります。
10mは約3~4階建て、12mは4階建て程度です。また、全地区共通で、町並みの眺望や景観を維持できるよう、地域ごとに定められた高さの上限を守ることが求められています。
松本市内には、住居系地域の他にも田園・集落系地域、工業系地域、商業系地域、重点地区などが存在します。どの地域に該当するかによって基準や制限内容が異なるため、事前に確認しておきましょう。
住居系地域については、外観に使用する色彩の数を抑え、中明度・低彩度の柔らかい色を使用するように定められています。落ち着いた色調で周囲との調和に配慮することや、屋根にアクセントカラーを使わないことなどは全地区共通のルールです。
外壁については、景観上支障がない場合に限り、見付面積の1/5以下であればアクセントカラーの使用が認められています。アクセントカラーとは、基調となる色を引き立てる、また全体の印象を大きく変える色のことです。特に鮮やかな色は認められない場合があります。
素材についても地域ごとに制限が異なります。住居系地域では、周囲との調和に配慮し、風土に合った素材や伝統的に評価されている素材の活用が求められています。
こうした制限を事前に確認せずにデザインを進めてしまうと、後から大幅な修正が求められる場合があるため、事前の確認が重要です。
松本市の景観条例は、住宅建築そのものを禁止するものではありません。ただし、松本市の景観を守るために、建物の高さや外観、使用する素材などに制限が設けられています。どの地域に注文住宅を建てるかによって適用される基準が異なるため、事前に条例の内容を理解している注文住宅会社へ相談しましょう。
デザイン性を重視し、個性的な家を建てたいと考えている場合は、制限内容に注意する必要があります。事前に制限内容を確認したうえで、計画を立てることが大切です。
ライフスタイルに合わせた自由設計、高品質な建材と太陽光発電などの最新技術の導入、予算に応じた柔軟なプラン調整ができるのが注文住宅の魅力。ここでは、松本市で長く快適な生活を叶えることができる、おすすめの注文住宅メーカー3社をご紹介します。
アルプスピアホーム

引用元:アルプスピアホーム公式HP
https://www.a-p-h.co.jp/works/
特徴
| 参考坪単価 | 68.0万円 ~90.0万円(※1) |
|---|---|
| 耐震等級 | 3 |
| 断熱等性能等級 | 6 |
一条工務店
引用元:一条工務店公式HP
https://www.ichijo.co.jp/example/fudo/014/
特徴
| 参考坪単価 | 要問合せ |
|---|---|
| 耐震等級 | 3 |
| 断熱等性能等級 | 7 |
セキスイハイム信越
引用元:セキスイハイム信越公式HP
https://www.sekisuiheim.com/case/c099/
特徴
| 参考坪単価 | 60.0万円 ~ 180.0万円(※) |
|---|---|
| 耐震等級 | 3 |
| 断熱等性能等級 | 6 |
※1 参照元:SUUMO公式HP(https://suumo.jp/chumon/koumuten/rn_aph/)2025年2月14日時点
※2 参照元:SUUMO公式HP(https://suumo.jp/chumon/housemaker/rn_sekisuiheim/)2025年2月14日時点